satokenの備忘録

海無し県民の行動記録です

研究を始める人へ。

ゼミでの研究を始めて最初の1年を無事に終えることができました。

振り返ればやってきたことは意外と少ないのかなーと感じることもあるけれども、伝える力・つくる力は相当に身についたのを実感しています。

 

この記事には、1年間研究をやってみての僕からの感想とアドバイスを並べていきます。

 

①寝ましょう

ひたすらに楽しいから。

進捗やばくて追い上げないとだから。

良い発表にしたいから。

人によって思うことはまちまちですが、研究はとにかく時間を持っていかれます。だらだらとパソコンに向かって、結局遅くまで作業をするのは非常に非効率的。今日は何時間やるのか、何をどこまでやるのか、必ず書き出して明確にしてから作業をはじめること。ノルマが全て達成されなかったのなら、何が原因かをしっかり突き止めて、翌日以降に備えて十分な睡眠を摂ってください。

 

②息抜きをしましょう

集中力は永続的なものではないということを忘れないでください。毎週、毎日がON/OFFの繰り返しです。美味しいご飯を食べに行くもよし、ゼミの仲間と遊びに行くのもよし。

ちなみに僕は週末に映画を観に行くことが趣味の一つです。(むしろ、原稿を書くようになってからは切り替えを大事にしたいと思うようになって、これが趣味になった)

 

③思い通りにいかなかった時のことを考えましょう

カツカツに組んだスケジュールは必ず崩れ去るときが来ます。絶対にやめましょう。

人間なら疲れもするし、病気にだってなるし、骨だって折れることもあります。

僕はこの1年で3本の発表原稿/論文を投稿しましたが、そのうち2回は風邪とも格闘しながらの執筆作業となってしまいました...。

 

論文?座って書くだけなんだから風邪ひいてたってそんな支障ないでしょ。

 

そこが落とし穴なんですよ。これが想像以上にしんどい。

何がしんどいって、とにかく集中力が削がれる。考えるスピード、書くスピードが格段に落ちるんです。①でも触れましたが、研究は一日中やってると質が落ちていくものだし、だから同じ作業量でもできるだけ短時間で決着をつける必要があるのだけれど、体調を崩すと作業時間が長引いて、だから集中力も落ちて、さらに作業時間が伸びて...の悪循環。

 

人によっては実験の協力者を集めてデータセット構築やら、評価実験やら行うことになるかと思いますが、ここにも気を配らないといけません。

  • 協力するよと言ってもらえたのはいいけど、その人が体調を崩してすぐに参加できなくなった!
  • 協力者のご家族・親戚にご不幸があった!
  • 長期休暇に突入してしまった!学校に協力してくれる人が少ない!!(ここほんと注意。データが集まらないと分析も考察もできないから詰みます)

 

CFPをチェックして、発表したいと思う学会、投稿したいと思う論文誌が見つかったのなら、すぐに実験の準備、原稿の執筆にとりかかること。締め切りの1週間前には投稿できるぐらいのペースで計画を立てること(もちろん無理な詰め方は禁物)。

途中で、もし具合が悪くなってしまったんなら、まずは治すことに専念してください。実験進めたり原稿書いたりとかいう作業はその後です。

 

④楽しみましょう

これを読んで、うわぁ研究大変そうだなーって考えちゃった人もいるかもですが、その分野に興味があって自分から始めたことなんですから、とにかく楽しむことです。

僕もこの研究やってて良かった〜って思うことがよくあって。

データを分析してその原因を突き止めているとき超楽しいです。

コード組んでシステム作ってるとき超楽しいです。(FMSはプログラミングの文化盛んだしこう感じる人絶対多いはず)

 

⑤みんなと知識を共有しましょう

勉強会オススメです。未経験の言語でも、なんでも良いからみんなと知識を増やす楽しさを覚えましょう(なんかTwitter見てるとB1,B2でも勉強会ガンガンやってるよみたいな人たちよく見かけるけどほんとすげえなって思います)。

加えて、似た分野の人と一緒の学会・論文誌に出すようにすれば、互いの原稿もチェックしやすいし、心強い仲間がいてほんと良いなーって感じるかと思いますよ。