セッションの選択をミスると痛い話
ふと思い出したように書きます.
九州の某学会に参加したことは以前の記事でも触れたんですが,あの時実は重大なミスを1つ犯していました.
発表セッションの選択ミス.
原稿を提出したら向こうの人が上手い具合にセッションの割り振りを行ってくれるという学会もありますが,自分の場合はエントリの時点で手動で選んどいてね〜という形式でした.
しかも何十とある(もしかしたら100以上?)セッションの中から自分の分野に合うものを探し出さなければいけない.まあいっか,今の研究と何となくつながりそうなワード含んでるからこれにしよう(ポチッ)
そして現地へ.
さあさあ一体何なんだこのセッションは.他の人の発表内容がまるでわからんぞ.いや,わかる部分もあるといえばあるけど,そもそもあまり興味がわかない.同じセッションで出るんだし,自分の研究と何か共通するのはどこだと探してみても.......???となる.
僕の番.
自分の研究内容を聞いている方たちの大半がポカーンとしていたのを鮮明に覚えています.あれだけ発表練習を積んだのに,まだ伝わりきってない部分があったのかなと感じました.
質問も,学校などで行った練習の中で最も頻繁に出てきたものばかり.良くも悪くも,全ての議論が自分の想定の範囲内で,安らかに終了しました.
あれ,自分は今の発表セッションで何か得たものはあったのかな.
聴衆の大半にはこちらの研究のバックグラウンドすらあまり理解してもらえずに発表が終わり、建設的な議論ができないまま会場を去ることになるのです.
エントリを終えた時点で何となくヤバいんじゃないかと胸騒ぎがしていたんですが,帰りの飛行機の中でそれを改めて痛感しました.
以後本当に気をつけたいところです.